コロナ禍で厳しさが増したコンビニ業界

コンビニエンスストアは、これまで小売業界の勝ち組だった。
100円コーヒーなど次々と新しい商品を開発し、宅配便の発送・受取、住民票発行、チケット販売など多様なサービスを取り込んで、今や都市生活に不可欠なインフラとなった。
日進工具(切削工具製造)

今回の「地味だけど優良企業」は、日進工具株式会社を取り上げる。
1954年設立の切削工具メーカーで、エンドミルを主力製品とする。
従業員数は338名(連結、2020年3月)で、工作機械業界の上場企業としては小規模なほう ...
【企業比較】技術者派遣

今年はコロナ禍でほとんど話題にならないが、ここ数年は国内の人手不足が深刻化し、人材派遣に頼る企業が増えているという印象があった。
メーカーでは、製造現場の期間工はもとより、研究開発業務に従事する技術者の確保面でも、人材派遣の存 ...
コロナで外食業界の企業間格差は拡大

11月14日の日本経済新聞朝刊に「外食 13社中5社が最終赤字」という記事が掲載された。
新型コロナウイルスの影響によって苦境に立たされてきた外食業界だが、7~9月期の業績は改善傾向にある。
とはいえ、時価総額500億 ...
低迷原因はコロナだけではなかった~ぐるなび(ビジネスモデルが躓くとき-その3)

うまくいっていたはずのビジネスモデルが何かをきっかけに躓くことがある。
そのようなケースを取り上げて財務面から考察するこのシリーズ、第3回は株式会社ぐるなびを取り上げる。
飲食店情報検索・予約サイト(いわゆるグルメ ...
TOPIXに投資するのはやめておいたほうがよい!?

前回に引き続き、奥野一成氏の著書「教養としての投資」(ダイヤモンド社)から話題を取り上げる。
ウォーレン・バフェットの考え方に学んだ奥野氏は、株式の長期投資方針を貫いている。
その基本原則は「売らなくてもいい会社」の株 ...
投資と投機の違い

株式投資とギャンブルの違いを説明する際に、「株式投資は“投機”ではなくて“投資”である」という言い方がされる場合がある。
ところが、投資と投機の定義が論者によってバラバラであるために、議論が噛み合わないこともよく見かける。
SPK(自動車部品卸売)

今回の「地味だけど優良企業」は、SPK株式会社である。
1917年設立だから、もう100年以上の歴史をもつ老舗企業である。
同社は、自動車の補修部品や産業車両部品を扱う専門商社で、販売後の自動車の整備・修理に関連す ...
役に立つ投信の月次レポート

ほとんどの投資信託では、月間の運用成果を要約したレポートを毎月公表している。
たいてい、当該投資信託の運用会社のホームページに行けば、無料でダウンロードすることが可能だ。
こうしたレポートをツールとして役立てることを考 ...
【企業比較】モバイル通信サービス

菅内閣の誕生で、携帯電話料金の値下げが現実性を帯びる中、携帯電話大手3社の比較をやろうと作業を始めたら、NTTがTOBでNTTドコモを完全子会社化するというビッグニュースが飛び込んできた。
菅氏の首相就任の可能性が高まってから ...