音楽産業のビジネスモデルの変化
筆者の趣味は、オーケストラを聴くことである。
コンサートには年間50回近く足を運ぶし、保有しているCDも5百枚を優に超えると思う。
ただ、若い人のようにスマホや携帯プレーヤーで音楽を聴くことはなく、もっぱら自宅のオーデ ...
保有株個別の動きを調べてみた
今月8月5日、日経平均株価は、それまでの下落幅トップであった1987年10月「ブラックマンデー」翌日を超える、過去最大4,451円安の下落幅を記録した。
著名企業を含む約800社がストップ安となる、歴史的な株価暴落だった。
“老後2千万円問題”の正しい理解
さる7月3日、5年ごとに行われる「公的年金の財政検証」が発表された。
経済の高成長ケースからマイナス成長ケースまで4つの想定について、モデル年金の給付水準見通しや年金財政の健全性をシミュレーションしたものである。
成長源は目薬だけじゃない!~ロート製薬
ロート製薬は、今年で創業125周年を迎える老舗企業である。
同社のイメージといえば、ほとんどの人は「目薬の会社」と答えるのではないだろうか?
実際に、国内で市販される目薬の販売金額全体に占める同社のシェアは46%(イン ...
「ゲームは水物」の常識を覆す戦略とは?~カプコン
ゲーム会社は業績の変動が大きいことで知られる。
ゲームソフトの制作には長い時間と労力がかかるが、直接的な製造コストは小さいから、増産することは簡単である。
結果として、新作タイトルが大ヒットすると莫大な利益が入ってくる ...
【企業比較】リユース(中古品売買)
人口減少や高齢化が現実化しているわが国で、国内市場がぐんぐんと成長している業界は少ない。
その数少ない例として、リユース業界がある。
家庭などで眠っている不用品や中古品の売買に関わる事業者、法律上は“古物商”にあたる企 ...
SHOEI(二輪車用ヘルメット)
消費者向け商品で世界トップシェアをもつ日本企業は、案外少ない。
かつては家電製品など様々な分野で我が国の企業が強さを発揮していたが、現在ではその多くが中国などの新興国企業に取って代わられた。
そんな中で、今なお日本 ...
能登半島地震は株価にどう影響したのか
今年は元日から能登半島地震によって騒然とした幕開けとなった。
被害の規模は予想以上に大きく、1か月以上たった今も、全容はまだ明らかになっていない。
このような災害が勃発した場合、株式市場はどう反応するか?
天の時は地の利に如かず
投資信託「おおぶね」のメンバーズサイトに掲載された記事で、掲題の言葉が引用されていた。
この言葉は中国の古典「孟子」の一節である。
戦争において重要な三要素、天の時・地の利・人の和の優先順位を示したものとされる。
読書メモ4~長期投資家が知っておくべき「競争の戦い方」
山田英夫「競争しない競争戦略」改訂版(日本経済新聞出版社)2021.11
経営学における競争戦略とは、ライバル企業との競争に勝つための戦略である。
なのに、「競争しない競争戦略」とは、どういうことなのか?