音楽産業のビジネスモデルの変化
筆者の趣味は、オーケストラを聴くことである。
コンサートには年間50回近く足を運ぶし、保有しているCDも5百枚を優に超えると思う。
ただ、若い人のようにスマホや携帯プレーヤーで音楽を聴くことはなく、もっぱら自宅のオーデ ...
“老後2千万円問題”の正しい理解
さる7月3日、5年ごとに行われる「公的年金の財政検証」が発表された。
経済の高成長ケースからマイナス成長ケースまで4つの想定について、モデル年金の給付水準見通しや年金財政の健全性をシミュレーションしたものである。
読書メモ4~長期投資家が知っておくべき「競争の戦い方」
山田英夫「競争しない競争戦略」改訂版(日本経済新聞出版社)2021.11
経営学における競争戦略とは、ライバル企業との競争に勝つための戦略である。
なのに、「競争しない競争戦略」とは、どういうことなのか?
読書メモ3~あなたの身近に億万長者はいる
大江英樹「となりの億り人 サラリーマンでも『資産1億円』」(朝日新書)2021.12初版
野村総合研究所の推計(2023年3月発表)によれば、純金融資産(世帯として保有する金融資産の合計額からローンなどの負債額を差し引いた ...
年金制度を正しく理解しよう
日経新聞電子版に、ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のコラム記事「年金制度、損得論・破綻論からの卒業を」(2022.11.28付“FP山崎のLife is Money”)が掲載された。
筆者は、山崎氏が書かれている内容に全面 ...
読書メモ2~行動経済学の入門書として最適
大竹文雄「あなたを変える行動経済学」(東京書籍)2022.1初版
行動経済学の知識は、個人投資家にとって必須だと筆者は思っている。
人は無意識のうちに合理性を欠く行為をとってしまいがちだが、投資においては、それが致 ...
円安が及ぼす影響は趣味の領域まで…
円安が止まる様子はいっこうに見られない。
当サイトでは今年5月に円安の話題を取り上げたが、そのときは1ドル=130円台に突入したときだった。
それが、今では143円前後だ。
加えて、資材、食材、エネルギー資 ...
読書メモ1~会社四季報を使いこなす秘訣とは?
山本隆行「伝説の編集長が教える 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」(東洋経済新報社)2022.6初版
本書では、会社四季報の元編集長である著者が、会社四季報を使って有望株を見つけるノウハウをレクチャーしてくれ ...
現金決済にもコストがかかる
筆者は、この1、2年の間で現金を使う機会が激減した。
銀行のATMでお金を下ろしたのは、もう半年以上前だ。
理由はもちろん、キャッシュレス決済中心の生活に切り替えたからである。
かつてはスーパー、コンビニ、 ...
なぜ「株で損するのは嫌なのに、宝くじは買う人」がいるのか?
世間では、「株はギャンブル」という考え方が相変わらず根強く、株で損するのを極度に嫌う人は多い。
ところが、そういう人でも宝くじを買った経験があることは珍しくないようだ。
宝くじ公式サイトによれば、18歳以上人口のう ...