長期投資における増配継続銘柄の魅力
日経マネー2021年5月号で、「さわかみファンド」の創設者澤上篤人氏が、最近はやりの「投資で早期にリタイアする」という考え方(FIREというらしい)に警鐘を鳴らしている。
現役世代が株式の配当金だけで生活していこうとすれば ...
「おおぶねJAPAN」の組入銘柄をみる
以前、投資信託の月次レポートが役に立つという記事を掲載したが、その中で農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)を紹介した。
「売る必要のない会社しか買わない」という運用哲学の下に、その代表的なファンドである「農林中金<パー ...
日経平均株価予想は気にしない
年末年始は、新年の日経平均株価の予想に関する記事を各種メディアが掲載することが恒例である。
2021年についても色々な予想が発表されているが、概ね堅調な推移を予想する意見が支配的なようだ。
こうした予想内容を気にす ...
株価暴落はバーゲンセール
株式市場にとって、2020年は例年にも増して激動の年だった。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で、2月から3月は株価が大暴落した。
日経平均株価でみると、2月初旬の24,000円近くの水準から、3月半ばには安 ...
TOPIXに投資するのはやめておいたほうがよい!?
前回に引き続き、奥野一成氏の著書「教養としての投資」(ダイヤモンド社)から話題を取り上げる。
ウォーレン・バフェットの考え方に学んだ奥野氏は、株式の長期投資方針を貫いている。
その基本原則は「売らなくてもいい会社」の株 ...
投資と投機の違い
株式投資とギャンブルの違いを説明する際に、「株式投資は“投機”ではなくて“投資”である」という言い方がされる場合がある。
ところが、投資と投機の定義が論者によってバラバラであるために、議論が噛み合わないこともよく見かける。
役に立つ投信の月次レポート
ほとんどの投資信託では、月間の運用成果を要約したレポートを毎月公表している。
たいてい、当該投資信託の運用会社のホームページに行けば、無料でダウンロードすることが可能だ。
こうしたレポートをツールとして役立てることを考 ...
有報のリスク記載に今後注目
9月25日の日本経済新聞朝刊に、「サイバー攻撃「脅威」5割に上昇 海外企業には認識見劣り 東証1部1300社 有報のリスク開示調査」という記事が掲載されていた。
3月期決算企業について、有価証券報告書の「事業等のリスク」記載内 ...
ウィズコロナで再考を要するディフェンシブ銘柄
コロナ禍は、株式銘柄のもつ特性にも大きな変化を与えている。
その顕著な例が、ディフェンシブ銘柄の変貌だ。
「ディフェンシブ銘柄」(あるいは「ディフェンシブ株」)とは、景気の変動に対して業績が比較的安定している業種に ...
個別業績の二極化と中長期投資
先週で2020年4~6月期の決算発表が峠を超えた。
8月7日時点で、3月期決算企業1,417社(新興・子会社上場など除く)の業績は売上高が19%減、純利益が68%減になった模様だ。
新型コロナウィルス感染症拡大による緊 ...